-目次-
1. お正月にはぜひ昔遊びを!
2. おすすめのお正月遊び3選
1.お正月にはぜひ昔遊びを!
お正月は、家族や親戚が集まり、子どもたちにとっても特別な時間です。またお正月ならではの食べ物や遊びなど、日本の昔からの文化にふれることができます。ぜひ積極的に、昔ながらの遊びを通して、日本の文化に触れ楽しい思い出を作りませんか?今回は、子どもたちにぜひ体験させてほしいお正月の遊びを3つ厳選してご紹介します。遊び方だけでなく、その由来や意味も一緒に伝えることで、子どもたちの興味も一層深まるはずです。
2.おすすめのお正月遊び3選
① 凧あげ
広い場所が必要な遊びですが、河原や広場などが近くにあれば凧あげがおすすめです。凧を上手に空にあげるにはコツが必要ですので、最初は上手にできないかもしれませんが、大人も手伝いながら一緒になって遊ぶことができます。
自分があげた凧が空で舞う姿を見るのは楽しく、また凧をとおして風の力を感じたり、うまくバランスをとったりと、子どもにとって楽しいだけでなく学びにもなる遊びです。
【由来と意味】
中国から伝わったとされ、古くは厄払いや五穀豊穣を祈る行事として行われていました。江戸時代には庶民の間で広まり、正月の遊びとして定着しました。空高く舞い上がる凧には、子どもの成長を願う意味も込められています。
② 羽根つき
羽根つきは、羽子板で羽根をつき合う遊びです。羽根の動き方が独特で、羽根を追いかけるのも、羽子板に羽根があたる音も楽しく、ルールはシンプルで分かりやすいので子どもたちは夢中で遊んでくれるでしょう。
羽根を落とした人の顔に墨を塗るというルールもありますが、省略したり、違う方法(例:手にペンでへのへのもへじを書く など) に変更して遊ぶのもおすすめです。
【由来と意味】
羽根つきは、室町時代に中国から伝わったとされ、当初は宮中行事として行われていました。江戸時代になると、女の子の遊びとして広まり、羽根の形が病気を媒介する蚊に似ていることから、無病息災を願う意味も込められるようになりました。
③ 福笑い
おかめ(お多福)やひょっとこなどの顔の輪郭だけが描かれた紙(台紙)と、目、鼻、口、眉などの顔のパーツを切り抜いた紙片を使って遊ぶゲームです。目隠しをした人が、手探りでこれらのパーツを台紙の上に置いていき、出来上がった顔の面白さを楽しむというもので、子どもにも分かりやすいのが魅力です。ネットでダウンロードもできますし、できあがった台紙は100円ショップにも売っているので、手軽に遊ぶことも出来ます。手作りでも簡単につくることができるので、子どもが遊びやすいようにパーツを大きめに作ったり段ボールなどの厚さのあるものでパーツを作ると子どももパーツを持ちやすく、スムーズに遊ぶことができます。また、おかめではなく、好きなキャラにしても楽しいです。
【由来と意味】
起源は定かではありませんが、江戸時代には原型となる遊びが存在していたと言われています。「笑う門には福来る」ということわざがあるように、福笑いでみんなで笑い合うことで、その一年が良い年になるようにという願いが込められていると考えられています。
室町時代や江戸時代の人々が遊んでいた遊びを現代でも遊んでいると思うと、不思議な気持ちになりませんか?お正月は、これらの伝統的な遊びを通して、子どもたちに日本の文化や遊びの楽しさを伝える絶好の機会です。家族みんなで一緒に遊んで、素敵な思い出を作ってください。