


わたしたちと一緒に働きませんか
先輩職員に気になることを質問してみました
※文中の数字、担当クラスなどはインタビュー時のものです。
こども園ふたごを
選んだ理由は?
実際の業務は
どんな様子?


一人ぼっちにはならない
安心の「チーム保育」
はるな先生
Q:
こちらの園に転職した理由は? どのように求人を探しましたか?
A:
県外で4年間働いていたんですが、その園がとても雰囲気が良くて。子どもたちも先生たちも楽しく過ごすことができていたんです。保育士5年目の時に長野県に帰って来ることになり、公立園で勤務するうち、自分が納得できて子どもも保育教諭自身も楽しめる保育ができる園でこの仕事をしたいと、改めて思うようになりました。こちらの求人は母校で知りまして、知人が働いていたので実際の保育内容を聞きました。その上で園見学をして、採用試験を受けることを決めました。
Q:
「見守る保育」で心掛けていることは?
A:
基本的には子どもたちの意見を取り入れて子どもたちが進めて行くというのが理想なので、子どもたちが自身で選択して遊びや活動の展開の仕方を考えられるように、「待つ」ようにしていますね。ただ見ているだけというのとは違い、どうやって発展させていくかな、と子どもたちの出方をまず見るということです。必要なところを後から私たちがサポートしていきます。
Q:
焦りはないですか? 他園さんでのキャリアがおありなので、もっと時間で区切って創作物をどんどん仕上げるよう促そう、などと思うことは?
A:
時間的な焦りが全く無いとは言えませんが(笑)、急かす言葉はなるべく言わないようにしています。進度に個人差があるのは当たり前なので、時間がかかりそうな子どもたちには前もって説明しておくとか、先に始めるとか、保育教諭側にできる配慮はたくさんあります。自由な遊びの時間もあるので、そういった時間も使って完成を目指すこともありますし。子どもから「続きをやりたい」と言うこともあれば、こちらから誘うことも、「今遊んでるから後で」と断られることもあります(笑)。それがその時、その子のやりたいことだと思うので、無理強いはしません。
急な欠席があったり、他の行事や活動もあったりするので、行事までに間に合わせたい制作物などは大人の都合で子供に負担がいかないように、余裕をもって予定を組むようにしています。
Q:
ご自身やご家族の病気・急用など、どうしても急な欠勤が必要になった時はどうしていますか?
A:
フリーの職員がすぐ配置される体制ができていますし、一つのクラスに対して国で決められた教職員数より多い割合で担任がいるので、日頃からカバーし合えるんです。この「チーム保育」は子どもにとってもそうですが、私たちにとっても利点があるなと思います。例えば受け持っている5歳児クラスは子ども28人に対して2人担任がいるんですが、担任が2人とも居ないということは基本的にないので、代替で担任以外の職員が入っても担任のどちらかがいることで予定していた活動ができます。
園舎の造りも工夫されていて隣りの学年も同じ空間で過ごしているので、担任でなくても他のクラスの子どもたちの様子がわかりますし、何かあればフォローし合うことができています。
Q:
以前の職場でも「コドモン」などのICTシステムを使われていましたか?
A:
ICTがまだまだ導入段階だったので、ここまでデジタル化されていませんでした。前職までは手書きが主流でしたが、スマホに慣れている人だったらICTシステムでの業務は楽だと思います。
この園では毎朝全員分の連絡帳を確認して手書きでお返事を書くといった業務は無く、保護者の方から園への連絡や出欠席の確認も全て一つの「コドモン」というシステム上でできるようになっています。
紙のお便りも今年度からほとんど出さなくなりました。電子配信です。
Q:
先生は他園での職務経験がおありですが、こちらの園に来られてからは5年目ですね。サポートしていること、されていることは何ですか?
A:
私自身は今組ませてもらってるのが先輩の先生なのでサポートしてもらうことの方が多いんですが、後輩の先生に対しては精神的にも負担にならないようにはしてあげたいなと思っています。自分がしてきてもらったことを今後は返していく側だなと思っているので。
ここではチーム保育でクラスを受け持つので、一人ぼっちにはまずならないです。最初は先輩の手本を見るという体制ができているので、安心して一工程ずつ実践していけばいいと思います。
やりがいは 子どもの
心に寄り添えること
あかり先生

Q:
先生は新卒で入って5年目でいらっしゃいますが、もうだいたいの業務がつかめているという感覚ですか? それともまだまだな感じですか?
A:
これをやるためにはこうすればいいな、というような感覚はこの4年経験を積んできて身についているのかなと感じますね。
Q:
ベテランの先生が未満児さんを担当するものなのかと思っていましたが。
A:
今年は1年目の先生と私と、あとはパートの先生とで組ませていただいています。以前も2歳児クラスをベテランの先生と組ませてもらって担当したので、その時の経験が生きている感じがありますね。あの時はこうだったな、この時こうしたな、と。でも今年の子どもたちはこうだからこうしよう、というような工夫をしながら過ごしています。
Q:
いわゆるイヤイヤ期の程度や、コミュニケーション能力に大きくばらつきがある年齢かと思いますが。
A:
はい、まだ月齢差があったり一人ひとりのペースの差が大きかったりもするんですが、個性を大切にしながら一緒に過ごしていくことで、子どもたちが自分を出してくれる姿が増えてくるんです。
Q:
グッときますね!
A:
そうですね(笑)。そうやって信頼関係を築きながら関わったり、保護者の方ともコミュニケーションを取ったりしてお家での様子を聞きながらやっていますね。
保護者の方もこの年齢のお子さんの子育てに対して、それまでとは違った難しさがあるんだなと関わりながら感じています。
Q:
未満児さんだと先生に心を開いてくれるまでに時間がかかるというようなことは?
A:
それが、新しい環境や新しく出会う先生なんかにも慣れてくれるのが早くて。イヤイヤも含めて春に新年度がスタートして夏までにはみんな、自分の主張も出しながら他の子どもたちと一緒にっていう環境を楽しめるようになってきますね。
赤ちゃんからだんだん小さな集団の中で社会性が身についていく時期なので、面白い年齢のクラスです。
Q:
先生は新卒で入ってから5年目ですが、 サポートする側、される側どちらですか?
A:
クラスの担任は新卒1年目の先生と組んでサポートする側としてやっていますが、時には不安なことももちろんあります。今まで教わっていた先生やクラスの垣根無く横のつながりで誰にでも相談できる環境なので、サポートしてもらってもいます。
Q:
一度担任になったクラスは、卒園まで担任の先生は固定ですか?
A:
固定ではないです。2歳児クラスの担任の翌年4歳児クラスになったりと、配属は固定ではなくいろいろ経験できます。
Q:
3歳未満児だけの園もできてきていますが、未満児から3歳以上児まで続けて通園できることのメリットは何か感じますか?
A:
やっぱり継続的に取り組めることはあるのかなと。保育教諭も、この子はこれを頑張ってきていたという過程を知っているからこそ、年齢が上がった時にワンランク上の挑戦に対して声掛けができるといったことはあります。
プールや竹馬などの難しいことに対する挑戦もそうですが、人との関わりなどの面でも同じ様に感じます。
Q:
このお仕事を通じて得られたもの、やりがいなどをお聞かせください。
A:
私は去年5歳児の担任でしたが、卒園式は凄く感動して(笑)。子供たちの成長を目の当たりにできるので大きくなったなと実感するのと、これから未来に向かって前を向いて歩んで行くんだなと感じます。子どもたちからもらえるものも大きいんですが、保護者の方からも直接感謝の言葉をいただけるので、去年の年長児を卒園で見送る時は本当に貴重な体験ができました。「ありがとうございます」とか「こういう時にこう言ってくれたのが支えでした」とか、凄く胸にストレートに響きました。
今担任をしている2歳児のように小さな子どもたちだと、子どもの心の動きや葛藤、気持ちの変化に寄り添うのが楽しいしやりがいだなと感じます。これはどの年齢の子どもに対する時もそうですが、乗り越えた時の子どもたちの表情もそうだし、気持ちの変化を受け止めて寄り添うっていうのはいつも大切にしています。

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相談できるありがたさ
ゆき先生
