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子どもをスマホ中毒にさせないために


-目次-
1. スマホやタブレットは悪か
2. トラブルを回避するために幼児期に保護者がしておくべきこと


1.スマホやタブレットは悪か


「スマホは悪か?」という問いに対し、現代ではもはや「はい」でも「いいえ」でも答えられない時代になりました。スマホやタブレットは、大人にとってはもちろん、子どもにとっても学習や遊びの面で非常に便利なツールです。

便利であるその一方で、子どもたちのSNSでのトラブル、動画の過剰視聴、アプリ内課金といった問題も多く耳にするようになりました。そのようなトラブルは子どもの年齢がある程度高くなってからではないか、と思われるかもしれませんが、こうしたスマホやタブレットのトラブルは年々低年齢化の傾向があります。しかし、だからとってこの便利なツールを完全に避けて通ることは現実的ではありません。

大切なのは、スマホやタブレットを見ることを「悪」と決めつけるのではなく、子どもが正しく、安全に使いこなせるための土台を、幼少期から保護者が作っておくことです。



2.トラブル回避のために幼児期に保護者がしておくべきこと


  1. 家庭内のルールを明確にする


    使用する場所と時間を決める


    「リビングでのみ使う」「1日の使用時間は30分まで」など、具体的なルールを決めましょう。また、「食事中は使わない」「寝る前の1時間は使わない」といった、時間帯のルールも効果的です。短時間保護者のスマホやタブレットを借りて利用するのであれば保護者の方がきちんと意識的にルールを守らせる必要があります。もし子ども用にタブレット等がある場合にはた保護者の方向けの管理設定やツールを利用することがおすすめです。


    「当たり前」を習慣づける


    幼少期からこれらのルールが家庭内に存在することで、子どもはそれが当たり前のこととして受け入れます。成長に伴ってルールの見直しは必要かもしれませんが、最初にその土台があるかどうかで、その後の親子間の話し合いのしやすさが大きく変わります。


  2. 保護者自身が模範となる


    子どもは、親の行動をよく見ています。保護者自身が食事中にスマホを触っていたり、常に手放せない様子を見せていたりすると、子どもは「スマホはいつも触っていいもの」と認識してしまいます。子どもに使ってはいけないと言っているタイミングで、どうしても使う必要がある時には「今、仕事の大切な連絡を確認するね」など、理由を一言添えるだけでも、子どもの理解度や納得感は大きく変わります。



大切なのは、「良いか悪いか」という極端な判断や決めつけではなく、学校でもタブレットありきの学習があるなど、もはやあって当然ですから、これからはいかに上手に使っていくかという点が重要になってきます。

スマホやタブレットを上手に付き合っていくには、幼児期にどれだけ親が意識して土台を作れるかにかかっているといっても過言ではありません。

なかなか難しいことではありますが、幼いうちから習慣づけることで、子どもは成長するにつれて、自分で賢くスマホと向き合う力を身につけていってくれるでしょう。


#子育ての悩み #スマホ #タブレット

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