-目次-
1. 小学校へ行くと何が変わる??
2. 小学校入学前に知っておきたいポイント5つ
1.小学校へ行くと何が変わる??
小学校へ入学するとそれまでとは変わることがいくつかあります。それは、実際に小学校へ通う子どもたちにとってはもちろんのこと、保護者にとっても同じで、親子ともども「変化の時」です。
園でも集団生活のなかで過ごしてはきましたが、小学校ではその過ごしかたが大きく変わります。過ごす時間のメインが学習の時間となり、先生との関係性もそれまでとは違うものです。環境やお友達の顔ぶれも大きく変わることもあって、子どもたちにとっては毎日が新しい挑戦の連続となります。仕事をしている保護者の方にとっても、それまでの毎日の過ごし方とはやはり大きく変わりますので、学校生活が軌道にのるまでは親子ともに少し大変な日々になるかもしれません。
ですので、新しい環境にも慌てずにスムーズに適応できるように、あらかじめ心の準備や生活環境を整えておくのがおすすめです。
2.小学校入学前に知っておきたいポイント5つ
① 身の回りのことは自分で
園での生活では、身の回りのことも保育士がサポートしてくれたりと、大人のサポートが入ることも多かったのですが、小学校は基本的には自分の身のまわりのことは自分で行う必要があります。ランドセルに必要なものを入れたり、学校の帰りに持ち帰るものを整理したりする習慣を身につける必要があります。さらに、毎日の宿題や、学用品の管理も子ども自身に任されるようになります。これらがあいまいだと忘れ物や宿題忘れが多くなるだけなく、気持ちのうえでも不安に思ってしまうこともあるため、入学前にある程度のことは自分でできるようにしておくと安心です。
② 学校生活を知っておく
特に新しい環境に慣れるまでに時間がかかったり、緊張してしまったりするお子さんには、学校はどんな場所でどんなことをして過ごすのか、事前に話をしておくことで不安や緊張を和らげることができます。
朝の準備の手順や登校時間。学校までの行き方については集団登校がない学校であれば、学校までの行き帰りは何度か練習したりしておいて、通学途中で困った時はどうするかについても事前に話ができると親子ともに安心です。
ほかにも、学校での基本的なルールについて話したり、学校で困った時にはどうしたら良いかなど、心配ごとについても事前に親子で話しておくのがおすすめです。
③ 学習面での準備
「先取り学習をしましょう」ということではなく、自分の名前をひらがなで書けるようにする、など、文字や数字に親しんでおくことをおすすめします。「知っている」ということは安心につながるため、文字や数字にあらかじめ触れておくことで、学びがメインとなる小学校生活も大きなストレスを感じず過ごせるはずです。
④ 先生との関係性
比較的先生との距離が近く個別にサポートをしてもらえることが多かった園での先生との関係性と、小学校での先生との関係性は異なります。園では、子ども一人一人に対して細やかな配慮が行われ、保護者とも連絡が密にされることが多いように思いますが、小学校の先生はそれよりももう少し距離があります。今までだったら電話で報告があったようなことでも、たいていの事では先生からの連絡はないものと心得ておくと良いでしょう。(もちろん、何か先生に聞きたいことがあれば連絡帳や電話、保護者会のタイミングなど、その学校のルールに合わせて聞くことはできます。)
⑤ 1年生は帰りが早い
地域や学校によって違いますが、1年生の下校時間は園時代と比べるととても早いことが多いです。給食が始まっても5時間授業が始まるまでは昼過ぎには帰宅するような時間割であることも多いため、仕事をしている保護者は事前に放課後の過ごし方について決めておく必要があります。自治体が運営している公立の学童や民間の学童を利用する方法、親族にサポートをお願いする、地域のサービスを利用する、習い事などなど、手段はいくつかありますが、いずれにしても早めに放課後の居場所を確保しておくと安心です。
小学校への入学は新しい環境ということもあり、子どもも大人も少し不安になることもあるかもしれませんが、事前にある程度心構えをしておくことで不安は軽くすることができます。お子さんが小学校に入学することを楽しみに、そして入学後は、できることが増える楽しさをたくさん感じられるようにサポートしてあげましょう!