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登園しぶり!? 笑顔で登園するためには?<1>


-目次-
1. 「園へ行きたくない」と言われたら…
2. 登園しぶりの理由とは??
3.「行きたくない」と言われた時の2大NG行動


1.「園へ行きたくない」と言われたら…





子どもに「園へ行きたくない…」なんて言われたら、いったいどうしたら良いのでしょう。

「もしかして何かあったのか…」と子どものことが心配になりますし、もし朝の忙しい時間に急に言われてしまうと「どうしたものか」と、困ってしまいますよね。

他のお子さんが楽しそうに園に通っているのを見てしまうと、「なぜ…」と保護者の方も不安に思ってしまうかもしれません。

今回は「なぜ登園をしぶるのか。その理由と対応」について考えていきたいと思います。



2.登園しぶりの理由とは??


まず(もちろん全員が当てはまるわけではないのですが)登園をしぶる原因について大まかに分けると4つほどに分けられます。


①環境の変化で生じた不安

入園したばかりや進級時など、それまでの環境と変わる時に感じる不安が原因であるケース


②心の成長による不安

自我が芽生える時期は、自分と他人を明確に区別する感覚が芽生える時期です。環境やお友達のこともきちんと理解できるようになってくることで、知らなかった場所や人に対して怖いと感じるなどの感覚が育つことで不安になる、といったような心の成長が原因であるケース


③子どものSOS

SOS と聞くとドキっとしてしまいますが、何か明確な理由があって行きたくないと言っているケースがこれにあたります


④年齢や性格によるもの

たとえば2~3歳ころは、保護者の方と一緒にいたい気持ちがとても強い時期なので、離れることを不安に感じてしまう、という年齢的要因もあります。それに加えて性格的な要因が加わることで登園しぶりにつながるケース


大人も新しい環境に飛び込む時にはストレスを感じるもので、多くの人と関わることについても、それがその人の性格によってストレスを感じる人もいれば、ほとんど気にしない人もいるのと一緒で、子どもだって同じようにその子の性格や個性が大きく影響してくるということは当たり前のことかもしれません。

また幼児期の子どもたちは気持ちや状況を上手に言葉にして伝えることがまだむずかしいため、色々な原因や理由が子ども本人のなかにあっても、それを伝えることができずに「行かない」「行きたくない」となってしまうこともあるようです。


 

3.「行きたくない」と言われた時の2大NG行動


① 行きたくない気持ちを否定する・叱る怒る

「みんな行ってるんだよ」「そんなことで行きたくないって言わないで」など、子どもの気持ちを否定したり、兄弟や他のお子さんと比べてしまうのはNGです。急いでいる時や体調が悪いなど、保護者のほうにも時間的にも精神的にも余裕がない時にはつい子どもの気持ちを否定してしまうこともあるかもしれません。しかしながら、子どもの気持ちを頭から否定したり怒ったりしてしまうと、親子関係にも良くなく、さらに状況を悪化させてしまう原因になってしまうことも。


② 無理に理由を問いただす

子どもが園へ行きたくないと言い出したら、つい「なんで」「どうして」「何かあったの?」「理由は!?」と聞きたくなってしまいます。しかし、子どもに寄り添って子どもの話を聞くことと、問い詰めて話をさせることは別であるうえ、まだ小さい子どもは上手に話をすることができないことも多く、強く問い詰められるとプレッシャーだけかかってしまうことになってしまいます。


 

こんなふうにNG行動と言われても…良くないことは頭では分かっていて、でも仕事や事情もあって「休みたい」と急に言われてもその場で優しくじっくり子どもに向き合うことが難しいのが現実であったりしますよね。

「登園しぶり!? 笑顔で登園するためには?<2>」では、日ごろから出来る「行きたくない」を生まないための予防法と、実際に「行きたくない」と言われた時の対処法について考えていきます。





#登園しぶり  

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