-目次-
1. なんで「メリークリスマス」って言うの??
2.クリスマスツリーの上の星とクリスマスカラーのなぞ
ハロウィンが終わると街はあっという間にクリスマスの雰囲気に様変わりし、12月に入れば街中でイルミネーションを見る機会も増え、一気にクリスマスムードを盛り上げます。 クリスマスは大人も子どもも楽しめるイベントの一つで、特にプレゼントを楽しみにしているお子さんも多いのではないでしょうか。 今や日本でも一般的なイベントとなったクリスマスですが、それぞれの由来など実は詳しいことはあまり知らないまま楽しんでいる方が多いのではないでしょうか。今回は、知っているともっとクリスマスが楽しめるクリスマスにまつわるトリビアをご紹介します!
1.なんで「メリークリスマス」って言うの??
クリスマスの挨拶といえば「メリークリスマス」ですが、これはいったいどういう意味なのかご存じでしょうか?
まず、「メリー(merry)」という単語は「楽しい」「陽気な」などの意味があり、遊園地でおなじみの「メリーゴーランド」の「メリー」と同じで、賑やかで喜ばしい感情を表す言葉です。 一方、「クリスマス(Christmas)」は「キリスト(Christ)」と「ミサ(Mass: 礼拝)」を組み合わせた言葉です。そのため、直訳すると「楽しいキリストのミサ(礼拝)を!」という意味ですが、現在では「楽しいクリスマスを!」といったクリスマスシーズンの挨拶として定着しています。 ちなみに古い英語では「Happy Christmas(ハッピー・クリスマス)」という言い方も使われていたそうです。しかし、19世紀のイギリスの作家、チャールズ・ディケンズが書いた『クリスマス・キャロル』の中で、このフレーズが頻繁に使われたことで、「メリークリスマス」が一般に広く定着したと言われています。

2.クリスマスツリーの上の星とクリスマスカラーのなぞ
クリスマスツリーといえば、きらきらとし た飾り付けと様々なオーナメント、そして一番上に大きな星を飾るのが定番ですが、実はこの星や、飾りの色にも意味があるのです。
てっぺんに飾る大きな星は「ベツレヘムの星」と呼ばれ、希望の星を表しています。
これはイエス・キリストの誕生を知らせ、東方の三博士(賢者)をその場所へ導いたと言われる、キリスト教にとって重要な星を象徴しています。
また、クリスマスの定番カラーである「緑」「赤」「白」にも、それぞれ意味があります。
緑(モミの木など):日本でも松や竹は一年中緑を保つので縁起がいいとされていますが、モミの木も葉が枯れないことから「永遠の命」や「強い生命力」の象徴になっています。
赤(オーナメントやリボン):イエス・キリストが流した「血」や「神の愛」の象徴とされています。赤い実をつける柊は、その実が血を、葉の棘はイエスの被ったいばらの冠を表すとされ、神への感謝と愛をささげる色とされています。
白(雪):白は雪の色で純粋で清らかなイメージで、清らかな平和をと新しい始まりを表す色です。

日本ではあまり宗教的な意味合いはなく、イベントとして楽しむ人が多いクリスマスですが、何気なく見ているツリーや飾りにもそれぞれ意味があることを知識として知っておくだけで、このイベントに深みが増したように感じませんか?
お料理や飾り付け、プレゼントなどなど、楽しいことがたくさんのクリスマスというイベントを、ぜひ満喫してくださいね!

