-目次-
1. 叱るのは「行動」で「人格」を否定しない
2. 叱る時は「その場」で「短く」が鉄則
3. 感情的にはならず「理由」を添える
日々様々なことが起こる子育てにおいて子どもを叱らなければならないことは当然ありますし、𠮟るべきことは叱り、それを子どもに理解してもらう必要があります。しかし、いったいどんな風に叱ったら良いのか分からないと思う保護者の方も多いのではないでしょうか。
今回は、幼児期の保護者の方に知っておいていただきたい3つのことについてご紹介します。

1.叱るのは「行動」で「人格」を否定しない
一番大切なのは「やってはいけないこと」と「子 どもの人格」を切り離しておくことです。
・△NG例 :「なんでそんなに意地悪なことをするの!」
・〇良い例:「横入りはいけないことだよ。順番を守ろう」
伝えるべきメッセージは「あなたがダメな子」なのではなく「その行動がダメ」なのだということです。具体的にどの行動がダメだったのかを伝えることで、自分が否定されたとは感じずにルールを学んでいくことができます。
人格を否定されてしまうと、子どもの主体性の芽を土台からつぶしてしまうことになりかねないため注意が必要です。
2.叱る時は「その場」で 「短く」が鉄則
子どもにとっては数分前の出来事でもすでに遠い過去の話のように感じてしまうものです。即時に叱れない状況はあると思いますが、後でまとめて「あの時のことだけど」と叱られても、いったい何について叱られているのか、子どもには理解できない可能性が高いです。
ですから、叱る時はその場で出来るだけ短い言葉で伝えます。長々説教をするよりも目線を合わせて「これはいけません」とはっきり伝えるほうが幼児期の子どもにはすっと理解しやすいはずです。
3.感情的にはならず「理由」を添える
大人であっても人間ですから、つい感情的になってしまうことがあるのは当然です。でも、大声で叱ってしまうと子どもは恐怖を感じ「怒られないための嘘」をつくようになってしまうことがあります。なかなか難しいことではありますが、感情的になってしまいそうになったら深呼吸するなど、自分にとっての感情を落ち着かせる方法を意識して用意しておくと良いかもしれません。
先ほど長々と説教をする必要はないと書きましたが、叱られることに対しての理由は簡潔に伝える必要はあります。「危ないから」「お友達が悲しいから」など短くて分かりやすい「それをしてはいけない理由」をセットにすることで納得して理解することにつながります。
そのうえで「どうしたら良いと思う」と子ども自身に問うことで、子ども自身が己の行いや行動を考えるきっかけを促すことは主体性を育むことにもつながっていきます。

叱るのは大人側にとってもあまり楽しいことでありませんから、出来ることなら叱ることなく過ごしたいものですが「叱る」ことは子どもを守ることでもあり、社会のルールを教え社会の中で生きる力を教えるためにも必要なことです。
しかし、間違えた叱り方をしてしまうと子どもたちの主体性や自主性を抑え込んでしまうことにもなりかねません。
叱る時のポイントについて上で様々述べましたが、感情的にならないことが最も大事なポイントといっても良いと思います。「叱る」ということは、決して子どもへ思い通りにならない己の「怒り」をぶつけるのではないということです。恐怖で行動をコントロールしても、本当の意味での理解にはつながりません。(もし感情的に怒ってしまったらどうしたら良いかについては別記事にてまとめます。)

