-目次-
1. 苦手なことに挑戦する勇気をくれる本
2. おおらかな気持ちや心に余裕をくれる本
3. 考える楽しさを実感し自己肯定感を育てる本
将来、子どもが自分自身で社会で生き抜いていくために必要な「自立」の力。その力を育むために必要なのは小さいうちから「自分で考え」「自分で選び行動する」こと。つまり主体性をもって考え、行動をすることです。「主体性を育む」というと専門的な知識が必要なのではないかと少し身構えてしまうかもしれませんが、実は一緒に「絵本」を読むことでも大丈夫。今回は「自分で選ぶ力」を育てるおすすめの絵本をご紹介します。

1.苦手なことに挑戦する勇気をくれる本
絵本タイトル「てん」
著者:ピーター・レイノルズ
(あらすじ)
お絵描きが苦手なワシテ(ワシュティ)が、紙にひとつだけ「てん(点)」を打ったことから物語が始まります。先生の温かい見守りによって、自分だけの表現を見つけていく物語。
(おすすめポイント)
絵を書くときに「何を書いたらいいの?」と聞いてくるのは、「正解」があると思っていてそれを探しているからかもしれません。そんな時にはこの本がぴったりです。「正解なんてない。自分の好きなように表現して良い。」ということを教えてくれます。苦手なことには誰しも挑戦したくないものですが、そもそも正解はないのだから失敗もない、「あなたの決断は大丈夫だ」とそっと背中を押してくれる本です。
2.おおらかな気持ちや心に余裕をくれる本
絵本タイトル「いいからいいから」
著者:長谷川義史
(あらすじ)
ある日の夕方。突然やってきたカミナリの親子を「いいから いいから」ともてなすおじいちゃん。ところが翌日のこと。おじいちゃんとぼくのおへそがなくなっている!このままじゃプールにもはいれないと心配するぼく。けれど、おじいちゃんは「ま、いいから いいから」と、涼しい顔。さぁ、どうなる!?
(おすすめポイント)
どんなにとんでもないことが起きてもおじいちゃんは一切動じずに「いいからいいから」と笑い飛ばします。おじいちゃんの「いいからいいから」という言葉は、何をしても許してもらえるという絶対的な安心感をあたえてくれる肯定の言葉です。子どもは、失敗は怖くないと安心できますし、保護者にとっても子どもの挑戦をゆったりとした気持ちで見守るヒントがもらえる一冊です。
3.考える楽しさを実感し自己肯定感を育てる本
絵本タイトル「ねえ、どれがいい?」
著者:ジョン・バーニンガム
(あらすじ)
「ねえ、どれがいい?」と聞きながら、つぎつぎ出されてくるのは、とんでもない選択ばかり。究極の 選択を次々と問いかけてきます。
(おすすめポイント)
究極の選択に「正解」などはありません。そうした「正解のない問いに、自分なりの考えをもって答えを出す」ことを楽しめる本です。「なんで?」とその答えを選んだ理由を聞くことで、子どもは自分の思ったことや考えたことを言葉にして伝えるトレーニングにもなり、子ども自身も自分が何を大事にしているのかという自意識が育っていきます。どんな突飛な発想や考えであっても「そうなんだね!」と肯定的に聞くことで、自分の考えや意見には価値があるという自己肯定感にもつながります。
どれも有名な絵本なので、すでに読んでいる方も多いかもしれませんが、絵本は同じ本でも読む状況や年齢によっても受け取り方が違ってくるものです。ぜひまたお子さんと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?


