いのちをいただく。こころも育てる【食育のススメ】
-目次-
食育と聞くと「栄養バランス」だとか「工夫」などが頭をよぎってしまい、少しハードルが高いと感じてしまう方もいるかもしれません。でも、身構えなくても大丈夫。「食べるって楽しい!」とワクワクする気持ちと感謝の気持ちを育てることは身近なことでできます。
1.特別感はこんなに簡単。包丁なしでOK!お手伝い
自分で(たとえほんの少しでも)手を加えたお料理は、子どもにとっては特別なものになります。いつも大人がやっていることを自分も一緒にできるのはそれだけでワクワクでき、作ったものも食べられるのでおススメです。自分がかかわったことで苦手な野菜も挑戦してくれやすくなります。

1)洗う・ちぎる・むく
ミニトマトを洗う、レタスを手でちぎる、玉ねぎの皮をむくなど。自分の手で触れることで野菜の固さや匂い手触りを感じられます。
2)混ぜる、丸める
ハンバーグのタネをこねる。ホットケーキミックスをまぜるなど。「おいしくなぁれ!」と声をかけながら手を動かすと、出来上がりがより楽しみになります。
2.自分で育てて食べる!お手がる野菜収穫体験
本格的な家庭菜園はハードルが高いけど、ベランダでプランターひとつからできる野菜を育てて収穫して食べるという経験もおすすめです。自分でお水をあげてその成長を見守ることで、その野菜にたいしての愛着や好奇心がぐんと深まります。
【おススメの野菜】
・ミニトマト
園芸店やホームセンターなどで苗を買って植えると初心者でも育てやすいです。最初は緑色の実がだんだん赤くなっていく変化を観察するのも楽しいです。
・ミニ小松菜、リーフレタス
種から育てても数日で芽が出て1か月ほどで収穫ができるので、種まきから発芽して育っていく様子を楽しめます。
・豆苗
育てるのではなく、使ったあとの豆苗の根っこにお水をあげて再収穫を楽しみます。数日でぐんぐん伸びる様子を見るのはとても楽しく、土も必要ないため手軽に楽しめます。

3.命の尊さと感謝を伝える「食育絵本」おすすめの3冊
日ごろ目にするのはスーパーで加工されたお肉やきれいに整って並べられている野菜。命をいただいていることや、食べられることのありがたみのようなものは説明してもなかなか難しいものですが、絵本をとおしてであれば分かりやすく子どもの心にすんなり届くことがあります。ここではおすすめの絵本を3冊ご紹介します。
・「もうすぐ たべられる ぼく」 作・絵:はせがわ ゆうじ
自分がこれから食べられる運命だと知った子牛が最後に大好きなお母さんに会いに行く旅を描いた絵本です。切ない内容ですが、絵のタッチが優しく文字の量も多くないので読みやすい絵本です。ストーリーをとおして「お肉をいただく」ということは「いのちをいただく」ということを、優しく教えてくれます。
・「いただきまーす!」作:二宮 由紀子 絵: 荒井 良二
食べるものがそのままの形だったらどうする?おいしいそうなごはんも、今お皿の上にあるのはたくさんの命とたくさんの人たちの力のおかげということを小さい子どもにも分かりやすく伝える絵本。「いただきます」の意味が変わる1冊です。
・「しんでくれた」谷川 俊太郎
谷川 俊太郎氏の詩が絵本になりました。分かりやすいシンプルな言葉で、食べるということと生きるということを伝えてくれます。

手で触れる、保護者の方と一緒にやってみる、自分で育てる、絵本で知る。どれも小さな子どもたちにとっては新しい世界を知るに等しい体験で、ワクワクする大冒険です。食は身体を作るものであり、生きていく上で必要なものなのでとても身近で大切なテーマです。できるところから、おうちで出来る簡単食育を取り入れてお子さんと一緒に楽しんでみませんか?



