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なぜショート動画をやめられない?子どもの脳と「ドパガキ」状態の真実

執筆者の写真: k92149707
k92149707
4 時間前
読了時間: 4分

-目次-

 

 ニュースでも取り上げられている「ドパガキ」という言葉をご存知でしょうか。これはスマホのショート動画やゲームなどの強い刺激によって、脳の中にドーパミンがたくさん出すぎてしまい強い刺激を求め続けてしまう子どもたちを指す言葉で、子どもの脳がデジタルの刺激に慣れすぎてしまった状態です。一方的に強い刺激が与えられることに慣れてしまうと、なかなか自分から「こうしよう、こうしたい」という主体的な意識が育まれにくい状況になってしまいます。動画もすべてが悪いわけではないので、工夫して上手に付き合っていくことが現実的かと思います。



1.動画に夢中な子どもたち。頭の中でおきていること

 

子どもがショート動画にはまってしまうには理由があります。なぜそこまで夢中になってしまうのか、途中でなかなか見ることをやめられないのでしょうか。


1)気持ちをブレーキする力がまだ育っていない


脳の中で「我慢する」「気持ちをコントロール」する役割をもつ部分は、幼い時期はまだ成長途中でそこまで育っていません。そこに次々新しい映像が入ってくると「楽しい」という興奮が勝ってしまい自分で画面を消すことが難しくなります。


2)「かんたんに手に入る楽しさ」に慣れてしまう


指を少し動かすだけで新しい動画にかわるショート動画は、脳にとって「一瞬で手に入るごちそう」のようなものです。このようなごちそうが手軽に手に入るのだからそれを手にしたいと思うのは自然なことですし、使っていくうちにそうした状況に慣れてしまいます。


3)「動画を消された=楽しさを奪われた」と感じてしまう


画面が消えると脳の興奮が一瞬で一気になくなります。動画を消されて子どもが怒ってしまうとしたら、それは単なるワガママではなく脳が驚いて混乱している状態かもしれません。



2.画面からスムーズに離れるための方法 


 「動画を見るのをやめなさい」と言ってもなかなか急にはやめられず、困ってしまった保護者の方も多いのではないでしょうか。スムーズに画面から離れるためには子どもが納得して画面を消す仕組みを作っておくことをおすすめします。



【やってしまいがちなNG対処】


・無言で画面を消す

・「もう二度と見せないよ」などと怒鳴る

・泣かれるのも面倒なのでダラダラ見せ続ける


【画面からスムーズに離れるための方法】


1)おしまいの予告をしておく


「タイマーがなったらおしまいだよ」「今見ている動画が終わったらおしまいね」など、前もって終わることを予告し、子どもと約束をしておきます。見通しがたつことで子どもの気持ちの切り替えがしやすくなります。


2)画面を消した後のプチ楽しみを用意しておく


動画を消した後に「おやつ」など、子どもが喜ぶちょっとした楽しみを用意しておく方法です。終わったら何をしたいか、先に子どもが自分で決めておくとより良いです。


3)おしまいにできたら褒める


自分からスマホやタブレットを置けたり、泣かずに消せたりした時には「自分で消せたね」とできたことをしっかり認めてあげます。


3.家庭でできる「ゆっくり脳」を育てる工夫 


デジタルの刺激から完全に離れることは難しいとはいえ、うまく付き合っていくちょっとした工夫は長い目で見ると小さいうちから取り入れておくのがおすすめです。


・自分の手や身体を使う遊びを増やす


ねんど遊び、砂遊び、お絵描き、水遊びなど手触りを感じられる遊びは子どもも大好きですし、五感を使うことで心が落ち着き集中する力が育ちます。


・退屈な時間を見守る


子どもが「ひまだなー」「やることがない」などと言い出したら「じゃあ何して遊ぶ?」とどのように過ごすかを子ども自身に考えるように促します。ぼーっとする時間も大切ですし、やることがないなら何をしよう、と主体的に考える力が育まれます。


・おうちでのみんなが守るルールを一つ作る


「この時間はスマホを触らない」「寝る前一時間はスマホを見ない」など、子どもだけでなく家族みんなで守れるシンプルなルールを1つだけ決めてしまいます。ポイントは保護者もそのルールを守ってスマホから離れた時間を楽しむことです。


・動画で見たことを実際に試してみる


工作や料理や遊びなど、動画のなかには魅力的な遊びを紹介してくれているものもたくさんあります。そうした動画を活用して、動画で見てそれを実際に試してみるのもおすすめです。動画で見て自分で手を動かす遊びにつなげるというものです。



子ども達の脳はとても柔軟です。今も動画がなかなか辞められないしやめさせるのも一苦労、という場合でも、最初は大変かもしれませんが強い刺激から少しづつ距離を置きながら身の回りの楽しい体験を増やしていくことで、デジタルとのちょうど良い付き合い方を見つけられるようになるはずです。ストイックに急に何も見せないとしてしまうよりも、できることから試してみることをおすすめします。




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